タロット占いの大カルカナについて(その7)

大カルカナの19 THE SUN(太陽)

太陽 – The Sunの画像では、 燦燦さんさん と輝き、正面を見据えた太陽と、太陽の花であるヒマワリを背景に、 エネルギーと生命力の象徴である子供が、ヒマワリの冠を着け、裸で白馬に乗って両手を広げ、その左手には赤い旗を握っています。
太陽はエネルギーの象徴であり、地球上の全ての生命の源ですので、 我々がどんな困難な状況に陥っても、これを克服するだけの、十分なエネルギーを持っていることを表わしています。 また、我々に幸福でうれしい展開が訪れることを予感させるカードでもあります。

正位置
あなたはエネルギーが満ちあふれ、どんな困難な課題でも、解決できるだけのパワーを持ち、これを発揮できる時期です。 物事を着々と進めることができ、新たなものや仕組みを生み出す創造力に恵まれる時期でもあります。 成功は間近にあります。 より高い目標を掲げ、これに向けてチャレンジすることにより、あなたの評価は高まり、将来への明るい展望が開けるでしょう。 新しい出会いがあり、将来を左右する恋愛の進展も期待できます。

キーワード
 エネルギー・バイタリティ・若さ・達成・成功
 結婚・祝福・誕生
 名誉・信頼

逆位置
無計画で行き当たりばったりの言動が多くなり、周囲の人々から信頼を失う可能性があります。 人への依存心も強まりますが、人にばかり依存していると、全て中途半端な結果に終わってしまうでしょう。 また、忍耐力も続かず、物事の中止が多くなり、挫折感を味わうかも知れません。 この時期、しっかり計画を立て、忍耐力を持って、物事に従事するよう、最大限の努力をしましょう。 恋愛においても、将来を左右する恋愛相手との距離が開いてしまう可能性があります。

キーワード
無計画・依存心・不調・中止・挫折
失恋・流産
中途半端

メインイメージ
  生命・みなぎる力・若さ・達成・獲得・快活・容認・
  無邪気・子ども・結婚・守護・資産・エネルギー・バイタリティ

シンボル
  太陽 ………… 生命の源、可能性
  ひまわり …… 太陽
  裸の子ども … 純化された魂
  白い馬 ……… 飼いならされた本能
  旗 …………… 人を導くもの
  壁 …………… 結界




大カルカナの20 JUDGEMENT(審判)

審判 – Judgementの画像では、 新約聖書の『ヨハネの黙示録もくしろく』における『最後の審判』が表現されています。 最終戦争でキリストが勝利した後、 キリスト教の三大天使(ミカエル、ガブリエル、ラファエル)の中で、『神の言葉を伝える天使』と言われるガブリエルが、 高らかにラッパを吹き、棺の中から死者を蘇らせている様子が描かれています。 ガブリエルが吹いているラッパには、救済と保護を象徴する赤十字のマーク付けられています。
このカードは、最終戦争が終わり死者がよみがえった後に、良い行いをした人には祝福が与えられ、 そうでない人には試練が与えられる『審判』が下されることを意味しています。 また、仕事の最終段階であったり、試験の合否であったり、物事の節目が近いことも示唆しており、 一生懸命頑張ってきた人は報われ、そうで無い人は期待はずれの審判が下るということを示唆しています。

正位置
あなたの過去の努力が報われ、人生の方向性が良い方向に変化する時です。 仕事や試験では、予想以上の成果が得られるでしょう。 また、努力を通じて自分の中に秘めた才能に気づき、今後ますます努力し、この才能を開花させたいという前向きな思いが強くなるでしょう。 過去に一度諦めた物事に対し、再挑戦する活気も戻るでしょう。 さらに、周囲の人々との人間関係が如何に大切かを再認識し、再会、復縁あるいは再婚などの重要な出来事を経験するかも知れません。

キーワード
 勝利・発展・復活
 再開・再婚・復縁・覚醒
 秘めた才能

逆位置
期待外れの悪い結果になり、『もう少し頑張っておけばよかった』と後悔する可能性が高まっています。 周囲の人々の慰めやアドバイスも素直に聞けず、挫折感が強まり、その後の努力を放棄してしまうかも知れません。 しかし、今からでも遅くありません。 周囲の人々のアドバイスに素直に耳を傾け、今後の対策について相談してみましょう。 人は挫折により磨かれます。努力を放棄することなく、次の目標を定めて努力を継続しましょう。 恋愛においても悲しい別れがあるかも知れませんが、別れがあれば、いずれ新たな出会いもあります。 悲観的にならずに、前向きに頑張りましょう。

キーワード
 挫折・悲観的・後退
 執着・離別・離婚
 後悔・行き詰まり

メインイメージ
  裁き・気付き・発見・復活・勝利・解放・救済・覚醒・
  精神的な目覚め・変容・くつがえせない結論

シンボル
  ラッパを吹く天使 … 最後の審判
  雲の上にいる天使 … 霊的な力が働く
  天使の赤い羽根 …… 情熱
  旗の十字 …………… 救済
  死者が生き返る …… 復活




大カルカナの21 THE WORLD(世界)

世界 – The Worldの画像では、 天空を舞う紫の羽衣をまとった半裸の女性が中央に描かれ、その周辺を取り囲むように月桂樹で作られた楕円形の輪が描かれています。 月桂樹の輪の上下の結び目には、赤い布が無限を意味する∞の形になっています。 切れ目の無い月桂樹の輪は完全性を表し、完成した完全な世界であることを意味しています。
また、四隅には、運命の輪 と同様、四大元素を司る天使の動物が描かれています。即ち、左上には風を司る天使が、 左下には土を司る牡牛が、右上には水を司る鷲が、右下には火を司る獅子が、人物を見守るかのように描かれています。 運命の輪で勉強を重ねていたこれらの四大元素を司る天使の動物が成長し、完全な世界を見守っているのでしょう。
このカードは、完成した完全な世界を意味しますが、それと同時に『旅』も意味します。 即ち、完成した後は、また最初、すなわち 愚者 に戻り、再出発を計るのです。 『世界』は、終わりであると同時に始まりでもあるという、無限に続く 輪廻転生りんねてんしょう も意味しているのです。

正位置
過去の努力が実を結び、取り組んできたことがめでたく成功し、完成を迎えます。 当初の目的が達成できたので、満足感と幸福感に満たされますし、あなたに対する周囲の評価も上がります。 完成はゴールであると同時に、さらに高度な次の目標に向けたスタート地点でもあります。 恋愛においても、自分が望む人と結婚したり、あるいは運命的な出会いを果たしたりと、あなたが望む方向へ向かうでしょう。

キーワード
 成功・完成・完遂
 願望成就・目的達成
 婚約・結婚・運命の出会い
 新たな出発

逆位置
努力を重ねて進めてきたものが行き詰まり、未完成のまま延期されたり、中止になったりする状況に陥ります。 挫折感を味わいますが、悲観的になって自暴自棄にならないよう注意しましょう。 長い人生、このような時期は何度も巡って来ます。 密かにタイミングを見計らい、自ら進んで変化を起こす努力をしてみましょう。 恋愛においても悲しい別れがあるかも知れません。しかし、別れがあれば新たな出会いもあります。 悲観的にならずに一歩一歩前進しましょう。

キーワード
 失敗・未完成・延期・中止
 挫折・悲観的・破産
 婚約破棄・離婚
 調和の崩壊

メインイメージ
  完成・達成・実現・到達・一致・充足・大団円・完璧・
  最高潮・確実な成功・移動や旅行

シンボル
  踊る女性 …… 統合、完成された存在
  腰のベール … 両性具有を隠している
  四隅の動物 … 四元素
  白いワンド … 宇宙を操る
  輪 …………… 宇宙
Amazon特別プロモーション

タロット占いの大カルカナについて(その6)

大カルカナの16 THE TOWER(塔)

塔 – The Towerの画像では、バベルの塔に稲妻が直撃し、火災が発生し、 王冠を飛ばされた王と、王冠を着けたままの女王が落下して行く様子が描かれています。 塔を模した建造物が崩壊する様子が描かれている
稲妻は古くから『神の怒り』と称され、『神から放出される聖なる力』とされてきました。 間違った野心や、おごり高ぶった人々が建造した塔に対して、神が怒り、『聖なる力』により破壊へと導いているようです。 ただ、過去を悔い改め、新たな神聖な気持ちで物事に取り組む覚悟があれば、この破壊は建設的破壊と呼べるかも知れません。

正位置
突発的な事故、災害、あるいはトラブルにより、今まで築き上げて来た物が崩壊する不運に見舞われることを暗示しています。 人間関係においても、今まで築き上げてきた信頼が崩壊し、疑心暗鬼になるかも知れません。 また、焦りが先行し、感情的に行動してしまうことも多くなるでしょう。 野心、おごり高ぶる心、あるいは焦る心を戒め、人間関係も含めて、新たに一からやり直すつもりで物事に取り組んで下さい。

キーワード
 崩壊・破滅・破産・苦境
 事故・災害・障害・離婚・争い
 思い上がり・堕落・損失

逆位置
今まで先延ばしにしてきた課題から問題が多発しそうです。 しかし、ピンチをチャンスと捉え、一生懸命取り組めば逆転できる可能性を秘めた時期です。 この機会に、今まで解決できなかった問題解決に徹底的に取り組みましょう。 また、あなたの感情は落ち着かず不安定な時期ですので、冷静さを失うことがあるかも知れません。 周囲の人への配慮を忘れず、常に冷静に判断できるよう、気持ちを落ち着かせて下さい。 恋愛においても、失恋の傷が癒され、恋愛に前向きになれるような変化が期待できるでしょう。

キーワード
 問題・困難・トラブル
 落ち着かない・不安定
 解決のチャンス・再生・再出発

メインイメージ
  危険・事故・障害・破滅・破産・損失・不意の災害・
  堕落・思い上がり・衝撃

シンボル
  黒い背景 …………… 警告
  稲妻 ………………… 神の啓示
  塔 …………………… 物質主義
  落下している男女 … 悪魔にとらわれたアダムとイブ
  光のしずく ………… 神のエネルギー



大カルカナの17 THE STAR(星)

星 – The Starの画像では、裸の女性が、右手の壺から水面へ、そして左の壺から緑豊かな地面へと、枯れることのない生命の水を注いでいます。 また、空には、1個の大きな八芒星(オクタグラム)と7個の小さな八芒星が描かれています。 八芒星は、完全性や無限の循環を象徴していますので、尽きることの無い無限の生命の可能性を意味しているのでしょう。
星は、古くから旅人が自分の進むべき方向を知るために利用されてきましたが、 このカードは、あなたが進むべき方向を示してくれる希望の星が現れることを示唆しています。

正位置
あなたの希望が叶うチャンスの時です。 今まで努力してきたことが実り、幸運を引き寄せ、大きな成果へと導かれます。 あなたの信用は向上し、将来自分が進むべき道も、自ずと見えてくるでしょう。 このような幸運な時期には、あなたの直感やひらめきを大切にして判断すると良いでしょう。

キーワード
 希望・期待
 直感・ひらめき
 成功・満足

逆位置
比較的良い運気の時期なのですが、自意識過剰で高望みをすることにより、運気を下げてしまいます。 大志を抱くことは良いことですが、あまり高望みばかりしていると、大切なものを失うかも知れません。 また、自己主張は控えめにし、相手の意見を良く聞くよう努力してください。 将来の見通しが立たず、自分に自信が持てないことがあるかも知れませんが、あなたの才能を十分に発揮すれば、必ず道は開けます。

キーワード
 自己主張・高望み
 失望・過信
 才能・謙虚

メインイメージ
  希望・夢・無限・才能・名声・魅力・輝き・奇跡・直感・
  チャンス・健康・浄化

シンボル
  裸の女性 …………… 永遠の若さと美しさ
  大地と池に注ぐ水 … (塔の炎に対し)水の洗礼、
            意識と無意識の平衡
  大きな星 …………… 願いごとが実現される可能性
  丘の上の木 ………… 生命の木
  鳥 …………………… 神の使い



大カルカナの18 THE MOON(月)

月 – The Moonの画像では、空には苦悩の表情を浮かべた半月と三日月、そして満月が同時に描かれ、 そのつきの下には正体不明の鬼火が多数描かれています。 地上では犬と狼が不安を感じて変化する月に向かって吼え、水面からはザリガニが、遠くへ続く道に向かって正に這い出そうとしています。 また、道の途中には、『世界』 への入り口であるゲートの建物が見えています。
月は満ち欠けにより形が刻々と変化する不安定な状況を表し、 月の下の鬼火は何が起こるかわからないという未知なる状況を表しているのでしょう。 このように不安定で未知な状況でも、ザリガニは完全無欠の『世界』へ向かって道を歩んで行こうとしています。

正位置
状況が不安定で、未知の要素が多いため、不安や恐怖で迷いが生じます。 あなたの進む道端には隠れた敵が潜んでいるかも知れませんが、勇気と知恵を持って進むしかありません。 敵の行動や態度に幻滅してしまうかもしれませんが、敵の策略に誤魔化されないよう十分注意して前進しましょう。

キーワード
 不安定・未知・危険
 不安・恐怖・迷い
 潜在する危険・隠れた敵

逆位置
不安や恐怖を克服し、敵の正体さえ見極めてしまえば、意外に簡単に乗り越えられ、明るい将来の可能性が見えてきます。 幾度かピンチに陥るかもしれませんが、冷静な判断力で容易に乗り切ることができるでしょう。 問題を長引かせず、一つづつ確実に解決して行きましょう。

キーワード
 敵の正体
 不安や恐怖を克服・過去からの脱却
 将来の可能性

メインイメージ
  迷い・動揺・不安・変動・情緒・イマジネーション・夜・
  裏と表・ごまかし・偽り・長引く不況・隠れた敵・
  未知からくる恐れ

シンボル
  月の光 ……………… 未知なる秘密(獣性)を照らす
  二つの塔の間の道 … 未知への出口
  犬と狼 ……………… 本能、獣性、未知への出口への恐れ
  水辺のザリガニ …… さらに下の獣性、無意識
  月の雫 ……………… 思考の雫が、獣性の浮上を止めよう
            としている

Amazon特別プロモーション

タロット占い大カルカナについて(その4)

大カルカナ10 THE WHEEL of FORTUNE(運命の輪)

運命の輪 – Wheel of Fortuneの画像では、 中心に描かれた輪の右側には、エジプト神話に登場する冥界の番であり葬祭を司る神『アヌビス』を象徴するジャッカルが、 左側にはギリシア神話に登場する怪物『テューポーン(あるいはテュフォン)』を象徴する蛇が描かれています。 アヌビスは善(吉)を、テュフォンは悪(凶)を示し、これらが交互に巡って来ることをにより、人生の浮き沈みを示唆しています。 また、輪の上部には、輪の回転を操るかのように、剣を持ったスフィンクスが鎮座しています。
車輪には、ユダヤ教の律書であるトーラ(TORA)と、ヘブライ語の神(YHVH)を表すヘブライ文字が描かれています。 さらに、四隅には四大元素を司る天使が描かれています。即ち、左上には風を司る人の天使が、 左下には土を司る牡牛の天使が、右上には水を司る鷲の天使が、右下には火を司る獅子の天使が、描かれています。 各天使は、将来に向け書物を読んで勉強しており、これから起こる変化に無限の可能性を感じさせます。

正位置
あなたの人生を大きく変える大きなチャンスの時期が到来しています。 積極的かつ前向きにチャレンジすることにより、このチャンスを成功へと導くための糸口がつかめるでしょう。 思いがけない出来事により、事態が好転することもあるでしょう。 また、運命的な出会いもあるでしょう。

キーワード
 転換点・大きなチャンスの到来・変化の時
 事態の進展・幸運な出来事
 人生の出会い

逆位置
トラブルやアクシデントなどの不測の事態に巻き込まれる可能性が高まっていますので、新しいことを始める時期ではありません。 不運が重なり、今まで順調に運んできたことが後退あるいは失敗し、責任を問われるかもしれません。 既に新しいことを始めている場合には、十分注意し、急がず、保守的に振る舞うのが良いでしょう。 また、パートナーや恋人とのすれ違いにより、思わぬ別れを経験するかも知れません。 いずれチャンスは巡って来ます。 今は、その時期に向けて着々と実力を蓄える試練の時期であると、冷静かつ前向きに考えましょう。

キーワード
 不運・後退・失敗・降格
 事態の悪化・トラブル・アクシデント
 すれ違い・決別

メインイメージ
  回転・周期・増加・再生・新しい展開・大きな変化・
  チャンス到来・成功と富・結果と原因・避けられない事情

シンボル
  輪 …………………………… 永遠に続く宇宙の運動、人生の流転
  スフィンクス ……………… 番人
  TAROの文字、聖四文字 … 神の摂理
  上昇するアヌビス ………… 冥界の神
  下降するタイフォン ……… 悪しきもの
  四隅の動物 ………………… 万物を構成する四要素
  書物を読んでいる ………… “世界”について勉強している




大カルカナの11 JUSTICE(正義)

正義 – Justiceの画像では、 右手に権力の象徴である剣を、左手に公平な裁きの象徴である天秤を持ち、正面を見据えた硬い表情の女性が描かれています。 この女性は、ギリシャ神話において正義を象徴する女神『アストライア』または、その母『テーミス』がモデルとされています。
キリスト教の三大天使に入る守護神『ミカエル』は、右手に剣、左手に天秤を持って描かれることが多いようですが、この画像とは一線を画します。 この画像は、あくまで『権力を持って公平に裁く』ということを物語っています。

正位置
公正・公平を心がけて行動すれば、特に人間関係において、あなたへの信頼が増し、良い結果を招くでしょう。 正しい判断を下せることができるため、あなたの周りの状況を安定させることができるでしょう。 また、あなたの正しい考え方や道徳的な行動が、周囲の人々から評価され、幸運を運んでくれるでしょう。

キーワード
 正義・公正・公平
 バランスが取れた・安定・裁判・正しい判断
 道徳・合理性

逆位置
不公平あるいは不道徳な考え方や行動が、周囲の人々の反感を買い、トラブルに発展する可能性があります。 また、環境の不安定さから、誤った判断を下しがちになり、失敗を招きやすい時期です。 問題が発生することが多い時期ですが、焦らず、公正・公平・道徳という面について、じっくりと考えてから判断を下すように心がけましょう。 また、釣り合いの取れない人との関係は、長続きしませんので、付き合う相手は慎重に選びましょう。

キーワード
 不正・不公平・偏見
 アンバランス・不安定・誤った判断
 不道徳・不合理

メインイメージ
  公正・ルール・モラル・裁きと忠告・正しさ・均衡・釣り合い・
  互角・無駄の排除・合理的

シンボル
  女性 ………… 女神アストライア
  剣 …………… 知性・思考の象徴、情は通じなく、厳しい判断
  天秤 ………… 平等で公正な判断
  背景は黄色 … 実現性、可能性
  赤い服 ……… 情熱・行動力
  二つの柱 …… 対立原理、高次の意識



大カルカナの12 THE HANGED MAN(吊るされる男)

吊るされた男 – The Hanged Manの画像では、 後ろ手に縛られた若い男性が、足を縛られ逆さまに吊るされています。 しかし、男性の表情は穏やかで、冷静に何かを考えているように見受けられます。 また、頭部には後光が差し、未来への希望も感じ取れます。

正位置
外的な妨害により動けなくなることもあるでしょうが、慌てず、焦らず、人生の修行だと考え、無理せず忍耐を持って努力すれば、いずれ報われます。 自己犠牲を省みず人のために奉仕するという気持ちが、事態を良い結果に導いてくれます。 周囲の人から感謝されたり、魅力的な提案を受けることもあるでしょう。

キーワード
 妨害・修行・試練
 忍耐・努力
 奉仕・自己犠牲

逆位置
外的な妨害により事態はますます深刻になり、今までの努力や苦労が報われず、無駄になってしまいそうです。 また、何をすべきか方向が定まらず、自分は何もできないと思い込み、自暴自棄になってしまうかもしれません。 人生にはいくら頑張ってもうまく行かない時もあります。ダメなものはダメとあきらめ、新たな道を模索すれば道が開ける可能性があります。 また恋愛においても、今までの恋人や好きな人に関心が薄れ、新しい異性が気になったり、趣味や仕事などへ興味の対象が移る可能性があります。

キーワード
 徒労・無駄・骨折り損
 失敗・後退
 屈服・自暴自棄

メインイメージ
  忍耐・試練・後退・損失・屈服・妨害・動けない・無力・
  自己犠牲

シンボル
  T字の木 ………… T十字、生命の樹
  芽吹いている木 … 生命の再生
  後光 ……………… 魂の成長
  赤い脚 …………… 目的ある行動
  青い服 …………… 高い精神性、穏やかさ

Amazon特別プロモーション

タロット占い大カルカナについて(その3)

大カルカナの07 THE CHARIOT(戦車)

シンボル
  背景は黄色 ……………… 実現性、可能性
  白と黒のスフィンクス … 光と闇、理性と本能
  手綱がない ……………… スフィンクスの謎に答えることが
              できた。精神・進歩・科学の力
  鎧の肩の月 ……………… 不安定さ
  鎧 ………………………… ペルソナ(仮面)
  回転するコマの絵 ……… 衝動性
  天蓋の星 ………………… 運命に影響をあたえる天体
  背景の町 ………………… 現世、世俗



戦車 – The Chariotの画像では、白と黒のスフィンクスに引かれる二輪の戦車に乗った若く力強い王の姿が描かれています。 力強い心身を持ち、高い志を持って積極的に行動を起こし、努力と忍耐をもって困難を乗り切る事を意味しています。 ただ、高い志あるいは努力と忍耐を忘れると、感情的で無謀な行動に走る可能性もあります。 自分自身をしっかりコントロールすることができれば、目標を達成することができるでしょう。
白と黒は、 女教皇 でもボアズの柱とヤンキの柱として出てきますが、これは両者が合わさることにより安定でバランスがとれた力となることを意味します。 ここでは、精神と肉体、攻撃と防御などのバランスが取れており、強大な力を持っていることを意味しています。

メインイメージ
  作戦・勇気ある行動・勝利・服従・克服・征服・強い意志・
  前進・独りよがり・事故

正位置
高い志を持って、目標に向かって邁進し、大望を達成すべき時です。 現在のあなたなら、努力と忍耐を持続できますので、どんな困難でも乗り切ることができるでしょう。 積極的に行動を起こし、妥協せずに目標を達成する信念を持つことが大切です。

キーワード
 成功・大志の達成
 積極的な行動力
 困難の打破・問題解決

正位置の解釈の例
混乱した状況や人間関係などは改善され、すっきりとした状況に変化していく。
信念や姿勢を崩さずに前向きに努力することで事態は好転する。
諦めず努力を続け、限界を感じた時に成功や進展が訪れる。

正位置の対策例
前に進むこと。覚悟を持つこと。目的地をはっきりさせること。逃げないこと。

逆位置
高い志を忘れてしまい、困難を打開できずに混乱を生じますので、前進することができず、焦りが生じ悲観的になってしまいます。 感情的かつ攻撃的になり、無謀な行動に走る可能性がありますので十分注意しましょう。 自分勝手にならず、周囲の人々からのアドバイスに耳を傾け、冷静で客観的な判断ができるよう自分自身をしっかりコントロールして下さい。 また、計画に無理が無いか、もう一度検討し、計画を見直すことをお勧めします。 この時期、軽率な判断や行動は思わぬトラブルを招いてしまいますので、慎重に行動しましょう。

キーワード
 失敗・障害・混乱
 自分勝手・暴走・挫折
 悲観的・感情的・攻撃的・軽率

逆位置の解釈の例
途中で投げ出してしまったり諦めてしまい、二度と先を見ることができない。
混乱した状況はなかなか抜け出せることなく、もがき苦しんでしまう。
軽率な判断や行動が失敗を招き、思わぬトラブルにつながってしまう。

逆位置の対策例
目的地をはっきりさせること。前に進もうとすること。逃げないこと。




大カルカナの08 STRENGTH(力)

シンボル
  背景は黄色 … 実現性、可能性
  ∞ のマーク … 聖なる力(神的な力、高次の存在、潜在能力)
  獅子 ………… 人間の獣性(怒り・不満・欲望・
               ネガティブな心)
  女性 ………… 受動性
  白い服 ……… 内面の高潔さ、純粋さ

力 – Strengthの画像では、 魔術師と同様、 頭の上に無限の可能性を暗示する『∞』のマークが描かれた女性が、穏やかな表情で、 素手で百獣の王であるライオンの顔を撫で、手なずけている様子が描かれています。 ライオンは、この女性を見上げ、完全に信頼し、服従しているようです。
このカードの名称である『力』は、暴力的な力ではなく、真の意味での『力』、 即ち、力量の大きさ、気力、あるいは信念による力を意味しています。 ライオンを手なずけるには、強固な意志、勇気を持って、根気強く努力する必要があります。力 – Strengthの画像では、 魔術師と同様、 頭の上に無限の可能性を暗示する『∞』のマークが描かれた女性が、穏やかな表情で、 素手で百獣の王であるライオンの顔を撫で、手なずけている様子が描かれています。 ライオンは、この女性を見上げ、完全に信頼し、服従しているようです。
このカードの名称である『力』は、暴力的な力ではなく、真の意味での『力』、 即ち、力量の大きさ、気力、あるいは信念による力を意味しています。 ライオンを手なずけるには、強固な意志、勇気を持って、根気強く努力する必要があります。

メインイメージ
  熟練・訓練・和解・長い間のチャレンジ・根気・
  上手に手なずける・持続力・誠意・活力・愛

正位置
信念と知恵と勇気を持って根気強く取り組めば、手ごわい相手を見方に引き込むことができ、成功を手にすることができます。 決して焦らず、理性的に、穏やかな心を持って努力すれば、まもなく努力は報われるでしょう。

キーワード
 力量・気力・信念
 勇気・根気・努力
 理性・知恵

正位置の解釈の例
これまでの努力が実り、前向きな意志や決意が喜びに変わる。
期待や気力が充実し、成功や結果が見え始めて来る。
長いトンネルを抜け、次第に状況に光が差してくる。

正位置の対策例
意思をはっきりさせること。最後まで諦めないこと。我慢すること。

逆位置
おごった心で自分を過信しすぎて正しい判断ができなくなったり、 自信を喪失して消極的・悲観的になってしまい、混乱が生じ、前進できなくなります。 また、根気や努力が続かず、無気力・優柔不断になりがちです。 困難が多い時期ですが、決して焦らず、穏やかな心を持って努力を継続することを忘れないで下さい。

キーワード
 おごった心・過信
 自信喪失・消極的
 無気力・優柔不断

逆位置の解釈の例
悲観的な状況や立場はまだまだ続いていく気がする。
困難な状況や問題は、未だに目の前にある。
次第にやる気が失せ、目標を投げ出してしまう。

逆位置の対策例
自信を取り戻すこと。目標を見直すこと。気力を振り絞ること。諦めないこと。

Amazon特別プロモーション

大カルカナの09 THE HERMIT(隠者)

●シンボル
  灰色の空 …… 内面への道
  修道士の服 … 孤独な探究者
  杖 …………… 哲学的な思索
  ランタン …… 真の自己、真理の光

隠者いんじゃ – The Hermit の画像では、白いひげの仙人のような老人が山頂に立ち、 六芒星ろくぼうせい(六角星、ヘキサグラム) で何かを照らしている様子が描かれています。 六芒星とは、イスラエルの国旗にも描かれているように、ユダヤ教では神聖な図形として崇められています。
隠者は、俗世間との交流を立ち、山野などで日々修行を行い、絶対的な知識・洞察力・思慮深さを兼ね備えた悟りの境地に達した仙人のような人です。 隠者は、俗世間で光を求める人々を、この神聖な光で照らして導こうとしているのでしょう。

★メインイメージ
  洞察力・分別・内省的・思慮深い・研究心・哲学的・
  絶対的な知識・賢明な導き手・達成感・隠遁生活

正位置
自分自身について深く考え、自分が信じる道に誤りは無いか、自分の能力は十分か、また信じる道に沿って歩んでいるかなど、 自分自身をを見つめ直せば、自ずと目標へ向かう道が見えてくることを示唆しています。 この時期は、世間の評価や意見を気にせず、コツコツと自分の知識や洞察力を磨き、自分の道を究めることに徹して下さい。 そうすれば、自ずと状況が改善し、あなたが望む結果を手に入れることができるでしょう。

キーワード
 絶対的な知識・洞察力・思慮深さ
 真理の探求
 孤独・隠遁生活・哲学

正位置の解釈の例
世の中の不条理やそういったものに対して抱いていた不信感は次第に晴れてくる。
拘束されている状況やプレッシャーを感じる状況は次第に解消される。
次第に状況に光が差し、約束された未来や結果を手にすることができる。

正位置の対策例
原因をつきとめること。心に従うこと。相手を信じること、心を開くこと。

逆位置
未熟さ、思慮のなさから、どうでも良い所ばかりが気になり、肝心な所を見逃してしまいます。 また、他人が信頼できないため人にアドバイスも求められず、自分自身の道を見失い、現実逃避してしまう傾向が見られます。 この時期は、細部にこだわらず、大局的な目で自分自身を見つめ直すよう努力しましょう。 また、相手を尊重し、アドバイスを冷静に聞き入れる寛大な姿勢を持つことも大切です。

キーワード
 未熟・思慮のなさ
 虚実・混沌
 現実逃避

逆位置の解釈の例
状況に嫌気が差し世間から離れてしまうことや、現実逃避してしまうこと。
なかなか答えや道が見つからず、混沌とした状況が続いてしまうこと。
不安や悩みを自分の中に溜め込んでしまい、前に進めなくなってしまう。

逆位置の対策例
目的地を見直すこと。素直になること。心を開くこと。相手を信頼すること。

Amazon特別プロモーション

大分の占い師が語るタロット占いについて

タロット占いとは、「タロット(tarot)」呼ばれるカードを使った占いのことです

今日、占いに用いられているスタンダードなタロット・カードの枚数は全部で78枚。また、その78枚のカードは、22枚の「大アルカナ(Major Arcana)」と56枚の「小アルカナ(Minor Arcana)」に分けられます。



タロット・リーダー(タロット占いを行う人のこと)は、カードをシャッフルし、そこから偶然に出てきたカードによって、質問の答えを導き出します。

タロット占いには、大アルカナと呼ばれる22枚のカードだけを使う方法と、小アルカナと呼ばれる56枚のカードも合わせて計78枚で占う方法がある。少々特殊ではあるが、小アルカナのみを使う占いもある。

まずカードを裏向きにして机の上に置きシャッフルする。そしてシャッフルしたカードの中から数枚を引いて机の上に並べる。

カードの並べ方には様々なものがあり、カードの並べ方のことをスプレッドと呼ぶ。 それぞれのカードには意味があり、カードの絵柄がそれを表している。

ここから占い結果を読み取る(リーディング)。カードの名称から辞書的に意味を調べるだけでなく、カードに描かれている光景を基に意味を感じ取ることも必要である。カードの意味は正位置(上下の向きが正しい状態)・逆位置(上下逆さまの状態)で意味が変わってくる。正位置はカードの本来の意味を表し、逆位置は別の捉え方(影響が弱い)をしたものである。




タロット占いの歴史

タロットの起源を古代エジプトや古代ユダヤに求める説もありますが、どうも学問的な根拠は無いようです。「トランプから派生した」というのが有力なようですが、タロットの正確な起源は分かりません。

記録上辿れる限りでは1392年の「シャルル6世のタロット」が最も古いものですが、現存しておらず細かな記録も残っていません。現在のタロットと同じようなものだったのか別物だったのか、まったくの不明。

次に古いのは、1415年の「ミンキアーテ版」。これもカードは現存していませんが、後世に作られた複製が残っているので内容を知ることはできます。これによると配列順や名前・絵柄が現在の大アルカナとは違っているところもあり、現在の大アルカナの「枚数・順番・名称・絵柄」は当時まだ確立していなかったことが分かります。しかし他の記録と合わせると、この時期にはすでにタロットカードは広く知られていたもよう。また、当時は、貴族や富豪の為に画家が手描きで描いて作製していたとのこと。

16世紀頃から木版画の量産品が出回るようになり、一般庶民にも広がっていき全ヨーロッパへと普及しました。当時はタロットゲームによるギャンブルは盛んで、風紀を乱すという理由から何度も禁止令が出たいました。

この頃はまだトランプとほぼ同じ扱いだったんですね。

いわゆる現在のマルセイユ版とほぼ同じ図像・絵柄が確立したのは、1650年頃のパリで発行された「ジャン・ノブレ版」。これと同じ系統のものが18世紀頃にはミラノ周辺でも生産されるようになり、当時一大生産地となったマルセイユにちなみ「マルセイユ版タロット」と呼ばれるようになります。

また、この時期はフランス革命などで社会が混乱していました。その不安を背景に、タロットを神秘的な物と見る風潮が高まって占いにも多用されるように。最初の職業タロット占い師であるエッティラなども登場。本格的なタロット占いの起源は18世紀ごろであり、意外と最近の話なのです!

エッティラは最初の体系的なタロット占い術を生み出しました。エジプト起源説によってタロットに神秘主義的な意味づけをし、タロット占いに初めて「逆位置(リバース)」という解読法を加え、小アルカナの4スートに四大元素を当てはめ、さらに初めてタロットと占星術を具体的に結びつけ大アルカナから3枚を除いた19枚に7惑星や12星座との関連を与え「机上の占星術」という方向性を与えます。これらのタロット大革命により、エッティラは現代につながる神秘主義系タロットの開祖だと言えるでしょう! 

さらには、新解釈のタロットも制作。タロットの順番が長い歴史の間に誤って伝わってきたと主張して、独自の考えに基づいて大幅なカードの順番入れ替えと絵柄の変更。初の占い専用でしかも美麗なオリジナルデザインの「エッティラ版タロット」デッキを作成します。このタロットはヘルメス哲学・錬金術・旧約聖書・ヌメロジーなども取り込んだもので、のちに数多くの独創的なオリジナルタロットが創作されるきっかけになったと考えられています。

これらの影響を受けて「高等魔術の教義と儀式」「形成の書」「ジプシーのタロット」などのオカルト系の書物が書かれたり、「薔薇十字会」「黄金の夜明け団」といった組織が作れるなどタロット占いは神秘主義・魔術・オカルトと深く結び付けられていきます。




占いねこでも使用中のライダータロットについて

黄金の夜明け団の解釈を元にアーサー・エドワード・ウェイトがデザインした「ウェイト版タロット(「ライダー版」とも)」は、再びタロットに大きな変化を与えました。1909年に発売されアール・ヌーヴォー調の親しみやすい絵柄で大ブームに。日本だと現在でもウェイト版が占いに利用されることが多いです。

このタロットカードは、当時アーサー・エドワード・ウエイトが所属していた魔術結社「黄金の夜明け団ゴールデン・ドーン)」の内部文書や「Tの書」などを元に作られており、絵はコールマン・スミスが担当。

黄金の夜明け団が教義の中心に据えていたカバラ的見地に基づいて整理・調整され、大アルカナのみならず、本来数札である小アルカナまで、全てが絵で表されているのが特徴。カードの順番も、黄金の夜明け団の西洋占星術的解釈に基づいて『力』と『正義』のカードが、従来の並び方と入れ替わっている。

しかし、タロットと同時に著された解説書には、団内文書やクロウリーの残した「777の書」などと違い、古くから一般的に使われてきた「逆位置解釈」が盛り込まれている。現代でも魔術結社の多くが逆位置解釈を採用していない事から見ても、団内の知識が安易に流出する事を避けたのではないかと思われる。

それ以外にも、カードの絵に使われている色彩が、実際のカード対応色と違っているものが78枚の内に数枚あると研究者は語っている。この色彩に関しては、戦後、印刷技術の発達や、商品としての美しさを求めてかなり改変されていることは明らかで、現在では本来の色彩を復刻したオリジナル版が発売されている。